概要

NoraGatewayから各ルーティングサービスを用いてゲート超えを行う為には、各ルーティングサービス(例としてJARL管理サーバ)に登録を行わなければなりません

 

以下の構成を例として説明します。

ゲートウェイコールサイン(GatewayCallsign)

JQ1ZYC G

レピータコールサイン①(RepeaterCallsign)

JQ1ZYC A(RepeaterModule識別符号:A)

レピータコールサイン②(RepeaterCallsign)

JQ1ZYC B(RepeaterModule識別符号:B)

ユーザーコールサイン①(実際に喋るリグに設定するコールサイン)

JQ1ZYC(識別符号:無し)

ユーザーコールサイン②(実際に喋るリグに設定するコールサイン)

JQ1ZYC C(識別符号:C)

 

 各ルーティングサービスへの登録

NoraGatewayの仕様として、識別符号「G」はゲートウェイコールサインのみ使用できます
レピータの識別符号(RepeaterModule)には使えません

  • JapanTrust(日本の管理サーバ)

JQ1ZYC、JQ1ZYC A(識別符号:A)、JQ1ZYC B(識別符号:B)、JQ1ZYC C(識別符号:C)の登録が必要です
日本の管理サーバは、識別符号(RepeaterModule)が「A~F」のみ登録可能ですので、実質的に使用できる識別符号(RepeaterModule)は「A~F」に限定されます
よって、日本の管理サーバを使ってDSTAR網に接続する場合には、全てのコールサインの識別符号(RepeaterModule)を「A~F」(※ユーザーコールサインの場合には識別符号無しを含む)に制限してお使い下さい
※A~F以外も使用可能になったようです(G・I・Sを除く)

  •  GlobalTrust

JQ1ZYC、JQ1ZYC A(識別符号:A)、JQ1ZYC B(識別符号:B)、JQ1ZYC C(識別符号:C)の登録が必要です
また、識別符号(RepeaterModule)「G」「S」は使用できません

  • ircddb(kdk.ddns.net)

kdk.ddns.netの場合には登録は不要です(識別符号に制限はありません)
他のネットワークの場合には、そのネットワークのルールを参照下さい

 

Appendix : リフレクターを使う場合

  • REF(DPlus)

REFリフレクターに対して送信する場合には、日本の管理サーバ、もしくはG2/G3ゲートウェイに対しての登録が必要になります
登録しなければ、受信のみとなり送信できません

  • XRF/XLX/DCS(DExtra/DCS)

登録は不要です

  • JARL MultiFoward Link

日本の管理サーバに対しての登録がなくても送受信可能です(RFで山かけを行う場合と同じ)(受信は出来ますが、送信は不可になりました)
これは、NoraGateway(JARL MultiFowardLink)を用いて遠隔のレピータからゲート超えが出来ない(未対応)為で、今後出てくると思われる同種のソフトウェア(遠隔レピータからのゲート超えに対応している場合)ではユーザーコールサインの登録が必要になります
NoraGatewayでは、遠隔のレピータへの接続をリフレクターとして実装しており、遠隔のレピータからのゲート超えを実装する予定はありません