このチュートリアルでは、例としてWindows上のコンソールからマイクとスピーカを使用してQSO可能で、最も原始的なNoraVRクライアント側を開発する為の手順を示します
尚、クライアント実装例として、Java言語で記述しましたので、開発環境はJava用を整備します
昔の開発環境は高額な物もありましたが、選択肢が多い現在は開発する為の金銭は一切かかりません
【開発環境】
- Windows7-10 64bit(RAM 8GB以上)
- Eclipse
- NoraGateway(AMBEサーバーが設定されたNoraVR)
【ダウンロード】
- NoraVRクライアントサンプル
https://k-dk.net/nora-release/alpha/NoraVRClientExample_200202.zip
(※多くのアクセスログとユーザーリストを受信した場合に欠落する問題を修正)
https://kdk.ddns.net/nora-release/alpha/NoraVRClientExample.zip - Eclipse
https://mergedoc.osdn.jp/
※Pleiades All in One 最新版→Windows 64bit→Java Full Versionをダウンロードして下さい
【手順】
【1. ダウンロード】
○NoraVRクライアントサンプル(実装サンプル本体)
https://kdk.ddns.net/nora-release/alpha/NoraVRClientExample.zip
ダウンロードし、適当なフォルダ(このチュートリアルでは、ダウンロードフォルダに保存したものとします)に保存して下さい
○Eclipse
https://mergedoc.osdn.jp/
※Pleiades All in One 最新版→Windows 64bit→Java Full Versionをダウンロードして下さい
ダウンロードし、適当なフォルダ(このチュートリアルでは、ダウンロードフォルダに保存したものとします)に保存して下さい
【2. インストール】
ダウンロードしたEclipseをCドライブ直下に解凍してください
(※Windows付属の解凍ツールではなく、7-Zip等の他のソフトウェアで解凍して下さい)
【3. 開発環境の起動】
2項にて解凍したEclipseのフォルダ(C:\pleiades\eclipse)を開き、「eclipse.exe -clean.cmd」を実行します
(※eclipseの起動2回目からは、「eclipse.exe」から起動して下さい)
結構な時間がかかりますが、しばし待機して下さい
ワークスペースは、デフォルトのままでOKを押します
【4. NoraVRクライアントプロジェクトをインポート】
左上のメニューから、ファイル→インポートを選択します
また、インポート・ウィザードの選択から、「一般」→「既存プロジェクトをワークスペースへ」を選択します
アーカイブ・ファイルの選択を選択し、右側の参照を押し、先にダウンロードフォルダに保存した「NoraVRClientExample.zip」を指定します
【5. 接続先サーバー等の設定】
左側のパッケージエクスプローラーから、下記の図のように「NoraVRClientSample.java」を探し出して、ダブルクリックします
右側にソースコードが現れますので、接続先設定などを記述し、左上メニューのファイル→保存をクリックし、変更内容を保存して下さい
【6. デバッグ】
5項にて探しだした「NoraVRClientSample.java」を右クリックし、デバッグ→Javaアプリケーションを選択、サンプルプログラムを実行します
すると、左下のコンソールに下図のような文字が現れます
使い方は、「NoraVRClientSample.java」内を参照して下さい
概ね下記のような使用法になっています
- 送信開始・終了
→スペースキー→ENTER - LocalCQCQCQにセット
→lキー→ENTER - Use Reflectorにセット
→rキー→ENTER - リフレクター切断(_______U)にセット
→uキー→ENTER - 接続インフォメーション(_______I)にセット
→iキー→ENTER - アプリケーション終了
→qキー→ENTER
【7. 最後に】
以上でチュートリアルは終了ですが、クライアント側に必要な全てのソースコードが同梱されていますので、イジって遊ぶ他アプリケーションに組み込む等、お好きにお使い下さい
【8. TIPS】
- ログレベルを変更したい
→src/main/resourcesに「logback_stdconsole.xml」がありますので、その中の<root level="INFO">を指定のレベルに変更して下さい
尚、ログレベルはクラス個別に指定可能です。詳細は、logbackのマニュアルを参照下さい - 使用しているライブラリが分からない
→Mavenプロジェクトになっていますので、左側パッケージエクスプローラーから「pom.xml」内に、依存しているライブラリ一覧が記述されています - Linux上でも開発可能?
→可能です